川口市青木にて築50年のトタン屋根を葺き替えで一新〈劣化したトタン屋根からの雨漏り〉
2025/06/16
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
川口市青木にお住まいのお客様より、「天井から雨漏りしている」とのご相談をいただきました。
現地にて確認したところ、築50年という建物の屋根は金属製のトタン屋根で、長年の雨風や紫外線によるダメージでかなり劣化が進行。屋根材の錆びや剥がれだけでなく、内部の下地材にまで雨水の浸透が及び、ついには下地に穴が開いてしまっていました。
このような状態では、既存の屋根材の上から新しい屋根材をかぶせる「カバー工法」では対応できません。
そのため、今回は劣化した屋根材と下地をすべて撤去し、新たな野地板、防水シート(ルーフィング)を施工した上で、縦葺きタイプの金属屋根「スタンビー」を使用した葺き替え工事を行いました。
施工前

こちらが施工前になります。金属製のトタン屋根ですので、錆や色の剥がれなどが見受けられました。錆は一度発生すると広範囲に広がっていきますので、早めの対処が必要不可欠です。
▷参考サイト:錆びたトタン屋根の修理方法は?費用を安く抑える方法や業者を選ぶコツまですべて解説
施工中

今回は葺き替え工事を行いますので、既存のトタン屋根は全て撤去いたします。下地材もこのようにかなり腐食しております。
野地板設置

雨漏りの影響で下地材が腐食している部分は補強し、新たな下地材を設置いたしました。まず、野地板と言う下地材を設置するのですが、これは屋根を固定するうえでかなり重要で、屋根の耐久性を維持するために必要になっております。
ルーフィング張り

野地板の上からルーフィングという防水シートを張ってまいります。先ほどの野地板に雨水が直接当たると、今回の施工前の状態のように穴が空き、雨漏りが起こってしまいますので野地板に雨水が接触しないように、ルーフィングを張り、屋根の外側に雨水を逃がします。
屋根葺き

ルーフィングを上から新たに「スタンビー」という屋根材を使用してまいります。
屋根材には縦葺きと横葺きと言うものがあり、スタンビーは縦のラインが入っている縦葺き材になります。縦葺きの屋根を使用した理由としては、屋根の勾配が緩いご住宅でしたので、横にラインが入っている横葺きの屋根材ですと、雨水がきれいに流れ落ちづらくなってしまい、屋根に雨水が溜まった状態になり、雨漏りを引き起こす危険性があったためです。
そのため、縦葺きの「スタンビー」を使用することで勾配の緩い屋根でもきれいに雨水が流れ、雨漏りのリスクも軽減されます。
完工

これにて完工になります。先ほどもあったように、縦葺きを採用したことにより雨漏りのリスクが軽減されましたので、今後は安心してお過ごしいただくことが可能になりました。
▷参考サイト:立平葺きってどんな工法?雨漏りや地震の心配をなくしたい方必見
担当者からのコメント
この度は「川口市屋根工事店」までご相談いただき、誠にありがとうございました。
今回は、天井からの雨漏りがきっかけでお伺いしましたが、現地調査の結果、屋根材の劣化を通り越して、下地材にも穴が開いてしまっている状態でした。
トタン屋根は定期的に塗装や補修を行えば長持ちしますが、メンテナンスがされないまま何十年も経過すると、錆が進行し、最終的には雨水が室内にまで入り込むようになります。
今回はカバー工法では対応しきれない状況だったため、すべての屋根材を撤去して葺き替える工事をご提案させていただきました。
新たに使用した「スタンビー」は、縦葺きのため雨水がスムーズに流れやすく、勾配のゆるい屋根との相性も抜群です。耐久性にも優れており、これから安心してお過ごしいただける状態になったかと思います。
築年数の経過した屋根は、見た目ではわからない劣化が進んでいることも多いため、「雨漏りしてから」ではなく、「その前に」点検・メンテナンスを行うことをおすすめします。
川口市周辺で屋根修理や雨漏りにお悩みの方は、どうぞお気軽に当店までご相談ください。
▷参考サイト:屋根の耐用年数ってどのくらい?各屋根材ごとの寿命目安まとめ
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| 現場住所 | 川口市青木 |
|---|---|
| 築年数 | 築50年 |
| 施工内容 | 雨漏り修理、屋根修理、葺き替え工事 |
| 施工箇所詳細 | 屋根全体 |
| 施工期間 | 10日 |
| 使用屋根材1 | スタンビー |













